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【群馬】

ワクチン散布、国と協議へ 豚コレラ対策で県 多野藤岡を優先 イノシシ向け

 家畜伝染病「豚コレラ」の感染が県内に隣接する埼玉県秩父市で野生イノシシに確認されたのを受け、群馬県は二十五日、多野藤岡(神流町、上野村、藤岡市)を優先に野生イノシシへの経口ワクチンを散布できるように近く農林水産省へ協議を申し入れる方針を明らかにした。感染したイノシシは県境から数キロに迫り、早急に県内への感染拡大を阻止する構えだ。

 県によると、農水省は感染が確認された県の隣県ではワクチンの散布を認める方針という。山本一太知事は十九日、農水省に県内でワクチンが速やかに散布できるように緊急要請した。

 経口ワクチンはワクチンを含ませた餌をイノシシがいる山林などの土中に散布する。ワクチンは国の食品安全委員会が安全と評価した成分や食品からでき、散布地域のイノシシ肉は消費者に流通しないという。

 秩父市でイノシシに感染が確認されたのは二十四日。既に豚に感染が確認された養豚場から、さらに県境に近い北へ約三・五キロの地点で二十日に見つかった。同市と県境に隣接する小鹿野町でも養豚場の豚に感染が確認されている。

 養豚場の豚は殺処分になるが、野生のイノシシは自由に移動するため、県は危機感を強めている。

 イノシシへの感染は県境から離れた長野県でも複数確認され、同県境の市町村でも群馬県はワクチンの散布を検討するとみられる。県は野生イノシシを捕獲して血液で感染確認も進めている。(菅原洋)

 

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