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【群馬】

豚コレラ対策 ワクチンきょうにも 国から県に イノシシ餌用

 家畜伝染病「豚コレラ」が埼玉県秩父市で感染源とされる野生イノシシに確認されたのを受け、山本一太知事は一日記者会見し、農林水産省からイノシシの餌に入れる経口ワクチン八百個が二日にも配布されると表明した。一日には県議会の農林環境常任委員会で豚コレラの集中審議も開かれ、関連の付帯決議や意見書の案を了承した。

 ワクチンの散布は秩父市に近い多野藤岡(神流町、上野村、藤岡市)などが候補とみられる。県は地元の自治体などに散布の協力を求め、年内までの早い段階でまきたい意向だ。ワクチンの費用は散布を許可した国の負担だが、まく際の人件費などは県の予算が必要になる。

 山本知事は「百パーセントのリスク回避はできないが、少しでも発生リスクを減らしたい」と述べた。

 ワクチンは国の食品安全委員会が安全と評価した成分や食品からでき、山林などの土中に埋める。秩父市では先月下旬、既に豚に感染が確認された養豚場に近く、県境から数キロの地点で感染したイノシシが見つかった。

 県議会の集中審議では、国が県内にイノシシの捕獲重点エリアを設定する方針を示し、今後は目標頭数を設定することなどを県が報告。県議からは「栃木県はイノシシのわなを自治体に配布する取り組みを始める」、「生産者から豚へのワクチンを『早く打たせてほしい』との要望が連日のように来ている」などと県に迅速な対応を求める意見が相次いだ。

 最後に、イノシシの捕獲強化に財政上の措置を講じることなどを求める豚コレラ対策の専決処分に対する付帯決議案と、国に豚へのワクチンの接種を県も対象にすることなどを求める意見書案を了承した。 (菅原洋)

 

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