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【群馬】

豚コレラ緊急対策ワクチン費など9億円 県補正予算案追加で計上

イノシシの足を固定するわな(手前)と狩猟者の消毒薬=県庁で

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 県内で捕獲された野生イノシシ三頭に豚コレラの感染が確認されたことを受け、県は九日、豚へのワクチン接種経費などの緊急対策として計約九億円を補正予算案に追加計上し、開会中の県議会定例会に提案した。 (菅原洋)

 豚へのワクチンの接種経費は、県内のほぼ全頭に当たる約六十万頭分として計六億円を計上。このうち三億円は国が負担する予定。

 豚舎を空にして防疫対策を徹底するため、早期出荷も支援。早期出荷では豚の価格が安くなるため、その充当分を含めて計約二億六千万円を計上した。国と県が半額ずつ負担する。

 ワクチン、早期出荷とも畜産農家の負担はない見通し。早期出荷は周辺でイノシシが捕獲され、監視対象農場となった養豚場十三カ所を想定している。

 イノシシ対策は、狩猟者への捕獲奨励金として国の一頭当たり八千円に加え、県が同額を上乗せするために約千九百万円、狩猟者らに消毒薬を配布するための費用約千二百万円を盛り込んだ。既決予算では、市町村がイノシシの捕獲機材を導入するため、約七百二十万円を充てる。山本一太知事は九日の定例記者会見で、イノシシの餌に入れる経口ワクチンについて「(感染したイノシシが出た)藤岡市で八百個を速やかに散布したい」と表明した。

 監視対象農場十三カ所のうち、イノシシの防護柵は二カ所が設置を完了し、一カ所は十日に着工する。七カ所は今月末までに設置し、三カ所は今月末に着工予定。この計十カ所は防護柵を設けるまで電気柵で暫定的に侵入防止を図る。

 さらに県は十五日付で、豚コレラ対応のために畜産課に「家畜防疫対策室」を設け、担当者を現在の四人から十一人に増員する。

 

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