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【群馬】

台風19号 富岡、藤岡で土砂崩れ 4人死亡

土砂で流された自動販売機=富岡市で

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 台風19号の直撃から一夜明けた十三日、県内でも豪雨や強風による被害の様子が明らかになった。県内では、富岡市と藤岡市で土砂崩れにより四人が死亡。いずれの現場でも早朝から県警や消防、自衛隊員らが重機などを使い救出活動を行い、近隣住民が不安げに様子を見守った。 (市川勘太郎)

 富岡市内匠では裏山が崩れて住宅数棟が土砂に流され、七十代女性と息子とみられる男女二人、別の家に住む六十代男性とみられる一人の死亡が確認された。

 現場近くには流された自動販売機が道路に残され、被害の大きさを物語っていた。自宅が土砂に巻き込まれた元会社員の男性(75)はテレビを見ていたところ土砂崩れが起きたといい「浅間山の噴火のようなドーンという音がして一階の床下まで水が来た。土砂で玄関のドアが一瞬で開かなくなった」と振り返った。

 妻(72)や娘、孫と消防士らの助けで逃げ、集会所に避難した。「逃げる時は膝元まで土砂があり、恐ろしかった。自宅の駐車場などが土砂に覆われているので、復旧作業がどのくらいかかるか分からない」と話した。

 藤岡市上日野でも土砂崩れが発生し、男性一人が死亡した。男性が住む住宅脇の坂道は大量の水が流れ岩が散乱し、ガードレールも流されていた。

 付近に住むゴルフ場勤務の男性(67)は「群馬は大丈夫だろうという考えがあったが、現場を目の当たりにして怖いと思った。亡くなった男性は足が不自由だったので逃げようにも逃げられなかったのだろう」と推し量った。

 同地区一帯は断水したため、午後一時過ぎに同市水道部の給水車が到着した。近くに住む元建築業男性(70)は「水が出ないと安心して過ごせない。こんなことは初めてだ」と話した。

男性が亡くなった住宅(左奥)横の道路はガードレールが土砂で流された=藤岡市で

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