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【群馬】

台風19号 富岡3人死亡の土砂崩れ現場周辺 警戒区域に指定 県検討へ

台風19号による土砂崩れで住宅が埋もれた現場で、捜索を心配そうに見守る住民=13日午前6時、富岡市で

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 台風19号に伴う土砂崩れによって富岡市内匠(たくみ)で3人が死亡したことを受け、県は18日、現場周辺を土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域に指定できないかを検討する方針を明らかにした。県は現地を調査し、国土交通省の専門家による現地調査結果も踏まえ、同省と調整に入る見通し。 (菅原洋)

 警戒区域は急傾斜地の崩壊などが発生した際、住民の生命や身体に危害が生じる恐れがある地域。県が調査して危険性を判断後に指定し、ハザードマップなどに生かされる。ただ、現場は未指定で富岡市は避難勧告・指示を出さなかった。

 県が現場を指定していないのは、同法が急傾斜地の指定基準を三〇度以上としているため。国交省が十五日に実施した現地調査では、現場の斜面は傾斜が約二〇度だった。

 ただ、警戒区域の指定基準には「地滑り」も含まれ、その基準では傾斜度は求めていない。このため、県は今回の土砂崩れは地滑りとは異なるが、住民の避難を徹底させる観点から、周辺を地滑りの基準で警戒区域に指定できないかを検討する考え。急傾斜地としての指定も国交省と調整して模索する。

 山本一太知事は十八日の定例記者会見で「県も現地を詳細に調査し、今後の警戒区域の指定に生かしたい。簡単ではないが、法律の見直しも必要だ」と指摘した。

 

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