東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

古民家の民泊「地域の核に」 前橋「IRORI場」営業スタート

IRORI場の(左から)手島さん、栗原さん、鈴木代表=前橋市役所で

写真

 赤城山南麓の前橋市富士見町にある築130年の古民家を活用した交流スペース「赤城山古民家IRORI場」で、建物2階で民泊の営業が始まった。県内外のみならず海外からも人を呼び込み、宿泊客に農業体験を通して地元住民と交流してもらいスローシティーの魅力発信や地域活性化につなげる。 (市川勘太郎)

 古民家は同市内の焼きまんじゅう店「原嶋屋総本家」が所有する建物で、今年三月から賃貸契約を結び合同会社IRORI場(鈴木正知(まさとも)代表)が運営する。すぐに利用できる状態だったことから環境を整え活用した。今春に交流スペースは開業し花見やナイトヨガイベントなどを開催した。

 民泊の運営を担当するのは同市宮城地区出身の栗原大輔さん(26)と手島敏達(としひろ)さん(26)。若者が地元から離れてしまう現状や、ソーラーパネルが並ぶ光景に危機感を持ったという。今年三月から地元に人を呼び込むゲストハウスを作りたいと話し合い、栗原さんが鈴木代表に構想を話したところ、古民家を紹介され民泊開業の準備が始まった。五月には仕事を辞め、営業に向け準備に専念してきた。

民泊を開始した「IRORI場」=いずれも前橋市で

写真

 民泊で利用できるのは、四人用の二部屋。トイレやシャワーも完備し、キッチンや電子レンジも使用できる。二月ごろまで料金は一人五千円。通常は平日で一人六千円から。地元農家で農作物の収穫体験や酪農体験、乗馬などができる。予約は民泊仲介サイト「Airbnb(エアービーアンドビー)」からできる。

 栗原さんは「県外や海外の人が来て交流が生まれれば地元の刺激になるはず。収穫期の農家の人材確保にも有効だと思う。地域の核になる場所を作り盛り上げたい」と意気込んでいる。

 民泊では年間百八十日以内の宿泊と制限があることから、今後は簡易宿所への登録申請に向け準備を進める。建築物の詳細な図面が必要なため、前橋工科大生が図面を作成している。問い合わせはIRORI場=電027(212)5426=へ。

2階の宿泊部屋(赤城山古民家IRORI場提供)

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報