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【群馬】

御巣鷹墓標、流出を確認 台風19号で尾根は閉山に

犠牲者の墓標が流されたとみられる「スゲノ沢」=上野村で

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 乗客乗員五百二十人が亡くなった一九八五年の日航ジャンボ機墜落事故の現場「御巣鷹の尾根」(上野村)で管理人黒沢完一さんが中腹の「スゲノ沢」に入り、犠牲者の墓標約百八十のうち約三十がなくなっていることを確認した。十月の台風19号で付近の小川が増水し、流されたとみられる。尾根は十四日に冬の閉山に入った。

 石や木でできた墓標が並ぶスゲノ沢には流された登山道の鉄製の手すり、小川に架かっていた鉄製の橋、多くの木や石などが散乱して覆いかぶさっていた。黒沢さんはがれきをどかしながら墓標を捜したが、見つからなかった。事故後に犠牲者の遺体や遺品が見つかった場所に立てられたプレートもなくなっていた。

 黒沢さんは台風後に遺族ら約五十人から電話を受けたと明かし「時間ある限り墓標を捜し一つでも多く見つけたい」と誓った。尾根の登山道や登山口に向かう村道も土砂崩れで埋まったり崩落したりしており「尾根復旧は何年もかかると思うが、一日でも早く遺族が安心して来てもらえるよう努力したい」と語った。

 

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