東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 11月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

前橋・高2死亡 同級生38人にアンケート いじめ対策委「死ね」発言など確認か

 前橋市の県立勢多農林高二年だった伊藤有紀さん=当時(17)=が二月に自殺したとみられる問題で、県教育委員会は、有識者らによる県いじめ問題等対策委員会が三十八人の全同級生にいじめに関する記名・記述式のアンケートを実施していることを明らかにした。(菅原洋)

 アンケートでは、有紀さんが亡くなる二週間前に同級生から「死ね」と言われたと訴えていたことについて、何か情報があるかを確認しているとみられる。

 有紀さんは同級生から醜いネズミの「ハダカデバネズミ」に似ていると言われたという趣旨も訴えていた。有紀さんは一年時を中心にこうした訴えを記した二十数枚のメモを残しており、メモに関して知っていることも聞いているという。

 さらに、有紀さんは自らが設けた会員制交流サイト(SNS)のツイッターにいじめられたと投稿していた。このため、SNSについても知っている情報を提供するように呼び掛けているとみられる。

 アンケートは十二日、県教委の職員が学校を訪れ、中立性を確保するために教員を立ち会わせず、質問内容も見せずに同級生に配布。生徒は自宅に持ち帰り、今月下旬をめどに封筒に入れて返送してもらう。

 有紀さんの父親(63)は「生徒がアンケートを持ち帰ると、保護者がチェックして正直な回答ができなかったり、生徒同士で回答内容を相談したりして、真実が分からなくなるのではないか」と懸念している。

 また、今月中旬にあったいじめ委の審議から、遺族が推薦した臨時委員の池末登志博(としひろ)弁護士が参加した。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報