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【群馬】

群響手当未払い訴訟 150万円求め1円で和解

「1円の重みを知ってほしい」と話すフォルティンさん=高崎市役所で

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 群馬交響楽団(高崎市)のチェコ人奏者が家族手当未払い分として楽団に約百五十万円の支払いを求めた訴訟が、未払い家族手当一円を支払うことで和解したことが六日、分かった。(石井宏昌)

 手当の支給要件変更の際、外国人の団員に十分な説明や配慮があったかどうかが背景にあり、記者会見した原告の楽団第一フルート奏者パベル・フォルティンさん(62)は「金額ではなく、未払いが認められたことが重要」と強調。その上で「日本語を話せても書類上の専門用語は理解できないことが多い。外国人労働者が増える中、雇用側はより丁寧な支援が必要」と訴えた。

 訴状などによると、フォルティンさんは一九九八年に楽団の客員奏者、二〇〇一年に団員になった。〇六年に家族手当の支給要件が変更になった後、事務局の不備で支給漏れが生じたとして一七年十一月に前橋地裁高崎支部に提訴。群響側は過失はなく、原告から適切な申請がなかったなどとして争っていた。今年十月末に未払い家族手当一円を群響が支払うことで和解した。

 群響事務局は「過失はないが、原告の楽団への貢献を考慮した。支給要件変更時、いろいろな方法で周知、説明したと考えているが、今後はこれまで以上にしっかり対応したい」としている。

 

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