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【群馬】

台風19号 県、年内にも対策工事 計4人死亡・土砂災害現場2カ所

 県は十月の台風19号に伴う土砂災害で三人が死亡した富岡市内匠(たくみ)と、一人が死亡した藤岡市上日野の現場で、年内にも応急の対策工事を始める。応急工事は来年六月をめどに終え、来秋には本体工事に取り掛かり、来年度末までに完成させる見通し。 (菅原洋)

 富岡市ではまず、崩れた斜面の下部で、土砂が雨でさらに崩れないように応急工事で板の柵を設置。本体工事では、土砂崩れの一因とみられる地下水を流し出す工事や、斜面をコンクリートなどで固める工事を施工する。完了後は斜面の下一帯にある二十二戸を保全できるという。

 富岡市の現場は傾斜が約二〇度で、土砂災害防止法に基づく土砂災害警戒区域に指定できる急傾斜地の基準の三〇度以上を下回る。このため、今回の工事は急傾斜地ではなく、傾斜の基準がない地滑りの対策事業として実施する。

 一方、藤岡市ではまず、土石流が発生した沢の上流に応急工事で金属製の防護ネットを設置。本体工事では、防護ネットより下流で、一人が死亡した現場から約百メートル上流にコンクリートの砂防ダムを造る。完了後は下流域の四戸を保全するという。

 総事業費は約五億円で、このうち国が災害関連緊急事業として三分の二を補助する。

 

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