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【群馬】

自由保障する社会を 「立ち上がる会」高崎で人権などテーマに集会

シンポジウムで意見交換する参加者たち=高崎市で

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 平和・人権教育について考える集会「主権者教育と平和教育〜戦争と差別、平和と平等〜」が十四日、高崎市労使会館(東町)であった。金沢大の石川多加子准教授(憲法学)が代表を務める「平和・人権・民主主義の教育の危機に立ち上がる会」の主催。同会の会員など約七十人が参加し、意見を交換した。 (市川勘太郎)

 冒頭、石川准教授が問題提起を行い「群馬県には草津町(の国立ハンセン病療養所『栗生(くりう)楽泉園』)にハンセン病の重監房がかつてあり、過酷な気候により飢えや寒さで患者が亡くなった。(関東大震災の際に)朝鮮人が虐殺された藤岡事件など差別に関する問題もあり、シンポジウムを企画した」と説明。その上で「私たちも一歩踏み出し、平和を取り戻す戦いをしなければならない」と訴えた。

 シンポジウムでは県教職員組合の川口正昭書記長が戦前から現代までのハンセン病に関する歴史を解説。川口さんは「戦争が差別を生み出し助長し、民主的な憲法ができても人々の中には差別意識が残っている。これからも考え続けないといけない」と強調した。

 元教諭の藤井保仁さんは高崎市の県立公園「群馬の森」の朝鮮人強制連行犠牲者の追悼碑を巡る裁判の経緯を紹介。国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」の企画展が一時中止になった問題に触れ「芸術における表現の自由が侵されている。表現の自由を守り、自由が保障される社会が私たちにとって住みよく、平和につながると思う」と語った。

 同会は二〇〇一年に市民らが結成。〇八年から活動を休止していたが、一五年に再開。各地で研究会や集会を開く活動をしている。

 

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