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【群馬】

防犯カメラが「こんにちは」 桐生の5商店街 群大などが設置

実験を統括する藤井教授=いずれも桐生市本町で

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 群馬大大学院理工学府(桐生市)の研究グループと桐生商店連盟協同組合は十七日、同市の商店街の五カ所に「こんにちは」などの声掛け機能のある防犯カメラを設置し、犯罪や迷惑行為の抑止効果の有無を探る社会実験を始めた。来年三月まで、プライバシー保護に最大限配慮しながら効果などを検証する。 (池田知之)

 カメラが取り付けられたのは本町六丁目や錦町、末広町など。歩道の様子を随時撮影するほか、人を感知すると「おはようございます」「商店街へようこそ」などと声が出る機能を備えた。

 落書きや立ち小便の防止効果や、住民や通行人へ安心感を与えられるかのほか、声は男性か女性のどちらが適当なのかなどの実験と検証を続ける。

 長時間立ち止まったり、行ったり来たりの不自然な動きや、けんかや落書きなどを自動検知して声掛けする機能を盛り込む研究も進める予定だ。

 撮影した画像はネットワーク回線を通じて、群馬大のサーバーに記録する。蓄積された画像は、ハッカーや保守業者による悪用防止や、プライバシーの保護のため、複数の厳重なパスワード管理による閲覧制限の機能を設けた。正規の手続きで閲覧した記録もすべて残るという。

 実験を統括する理工学府の藤井雄作教授(社会安全学)は「実験を重ね、日本全国への普及を目指したい」と話している。

歩く人を認識して声掛けする防犯カメラ

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