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【群馬】

渋川市が7月から「氷河期世代」採用へ 今月末募集 事務、土木・建築技師

就職氷河期世代を正規職員として採用する渋川市役所

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 渋川市はバブル経済崩壊後の就職難に直面した「就職氷河期世代」を対象にした正規職員の採用試験を実施すると発表した。県内の自治体では初めての試み。今月末から募集を開始し、採用は7月1日の予定。 (渡辺隆治)

 募集するのは一般事務と土木技師、建築技師で、いずれも若干名。一般事務と土木技師は一九七四年四月二日から八四年四月一日生まれ、建築技師は七〇年四月二日から八四年四月一日生まれが対象。一般事務は高卒以上、土木技師は土木学科などを卒業し専門知識のある人、建築技師は一級または二級建築士免許取得が条件。市外在住者も受験可能。

 試験は三月中旬に一次、四月中旬に二次、五月中旬に三次を行い、同月下旬に合格者を発表する予定。

 政府は就職氷河期世代のうち、正規雇用を望みながら非正規雇用で働く人たちなど約百万人を対象に二〇二〇年度から三年間、六百五十億円を投じ就職相談や技能訓練などの支援プログラムを展開し、正規雇用を三十万人増やす計画を掲げている。

 率先して国家公務員の中途採用で就職氷河期世代を重点採用することで民間への波及効果を期待するほか、自治体にも積極的な採用を要請する。

 渋川市は国の動向を先取り。さらに、市職員の年齢(昨年四月一日時点)と人数(今月一日時点)をみると、二十五〜三十四歳が二百十五人、四十五〜五十四歳の職員が二百二十四人なのに対し、「氷河期世代」の三十五〜四十四歳が百八十四人しかいないことも考慮し、採用試験を行うことにした。今後三年間、正規採用とは別枠で同世代の採用を続ける予定。

 就職氷河期世代を巡っては、兵庫県宝塚市が昨年実施した正規の事務職採用試験で、三人の採用枠に千六百三十五人の受験者が殺到し、話題になった。

 

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