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【群馬】

前橋にフードバンク広がる 市、3郵便局と連携 食品回収箱設置

前橋中央郵便局に設置された食品回収箱=いずれも前橋市で

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 規格外の食品や不要になった食料を引き取り、支援が必要な福祉施設などに無料で提供する「フードバンク」事業として、前橋市は食品の回収箱を前橋中央郵便局など市内3カ所の郵便局に設置した。市民に身近な郵便局に設置することで同事業への参加を促すのが狙い。運営に当たる「フードバンクまえばし」(同市大手町)は「食べることは生活の基盤。食の面で支援し、生活のステップアップにつなげてもらいたい」と話す。 (市川勘太郎)

 市内では既にフードバンクまえばしのほか、大渡温水プール(大渡町)、前橋総合運動公園事務所(荒口町)で食品の寄付を受け付けている。

 市は昨年十一月、前橋中央、前橋東、大胡の三郵便局と協定を結び、回収箱を設置した。前橋中央郵便局によると、自治体と郵便局の連携は鳥取県に続き全国二例目で、関東では初めてという。

 同郵便局はロビーに回収箱を設置。月二回、フードバンクまえばしが食品を回収する。同局の本多立国局長は「食べられる食品が大量に廃棄される一方、明日食べることに事欠く子どもが相当数いる。事業者と消費者、行政が一体となって食品ロスの削減推進に向けて協力していきたい」と強調する。

 市は二〇一七年、民間の「フードバンク北関東」を運営するNPO法人「三松会」(館林市)に事業委託し、フードバンクまえばしを開設。回収した食品を母子家庭や失業者、高齢者に提供している。一七年度は三百五十四世帯、一八年度は四百六十一世帯を支援した。対象者の生活状況に応じ品目を選んで提供する。市内のイベントでチラシを配るなどの啓発を進めているが、米などが不足する時期もあるという。

 スタッフの宮内亜衣子さん(37)は「事務所を開設したころに比べ、活動の認知度は高まっている。今後は食品を集める場所も増やし活動を定着させたい」と話した。

フードバンクまえばしに保管されている食品

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