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【群馬】

現代美術で「百観音巡礼」 らせん構造の太田市美術館・図書館

100枚の油彩画を出展した高橋大輔さん=いずれも太田市美術館・図書館で

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 現代美術の企画展「2020年のさざえ堂−現代の螺旋(らせん)と100枚の絵」(東京新聞前橋支局など後援)が東武太田駅前の太田市美術館・図書館で開かれている。いずれもらせん構造を持つ建築物の曹源寺栄螺(さざえ)堂(同市東今泉町、国重要文化財)と同美術館・図書館を重ね合わせた展覧会で、4作家の個性あふれる112作品を鑑賞できる。5月10日まで。 (池田知之)

 曹源寺は曹洞宗の寺院で、栄螺堂は一七九八(寛政十)年、本堂として建立された。らせん状の内部を巡ると一階で秩父三十四札所、二階で坂東三十三札所、三階で西国三十三札所をそれぞれ巡礼したことに相当するとされ、「百観音巡礼」として江戸時代からの信仰を伝えている。一方、二〇一七年に開館した太田市美術館・図書館も通路がらせん状になった三層の建物という共通点がある。

日本画の大作「ぼくの神さま」と三瀬夏之介さん

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 企画展で、日本画家三瀬夏之介さんは奈良・東大寺の大仏の顔を描いた縦五・四メートル、横四・二メートルの大作「ぼくの神さま」などを出品した。画家高橋大輔さんは「百観音巡礼」に倣い、抽象画を中心に百点の作品を各階に並べた。

 音楽家でアーティストの蓮沼執太(しゅうた)さんは栄螺堂や同館の床の上でマイクを引きずって録音したインスタレーション、アーティスト持田敦子さんは展示室の壁を動かし、空間を変容させる作品を紹介している。

 関連行事として二十二日午後二時から同館三階で、高橋さんと三瀬さんの対談「絵画百態よもやま話」が開かれる。定員八十人。同企画展のウェブサイトでの事前申し込みが必要。

 入館料は一般三百円で、六十五歳以上と高校生以下は無料。問い合わせは同館=電0276(55)3036=へ。

 

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