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【群馬】

地層で見る 榛名山噴火 古墳時代の建物 痕跡残る 渋川で展示

西組遺跡の地層を剥ぎ取った資料。赤茶けた部分が建物が燃えた跡=渋川市埋蔵文化財センターで

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 渋川市は古墳時代(六世紀中ごろ)の榛名山の噴火による軽石で、高床の建物が埋もれたことを示す地層を薬剤で固めて剥ぎ取った資料を三月十四日から、同市北橘町真壁の市埋蔵文化財センターで公開する。

 資料は一九八五年の「西組遺跡」の調査の際に採取された。縦二メートル、横六メートルほど。剥ぎ取った後、丸めて保存していたが、展示品の入れ替えを契機として、見たり運んだりしやすいようにびょうぶのように仕立て直した。同遺跡は国史跡の黒井峯遺跡から北へ二百メートルほどに位置する。

 資料には、赤く変色した部分が「V」の字状にくっきりと残る。軽石の重みに耐えられずにつぶれた木造の建物や建物の中の種火などが燃え移り、焼けた跡とみられるという。高床の建物を支えていた柱とみられる黒い跡も残っている。

 渋川市は黒井峯遺跡や中筋遺跡から剥ぎ取った資料も所蔵しており、順次公開していきたいとしている。

 公開にちなみ、市は三月十四日午後一時半から、遺跡の現状をありのまま伝える「造形保存」の第一人者で今回公開する資料にも携わった森山哲和さんと、市文化財調査委員の石井克己さんを同センターに招いて講演会を行う。無料。申し込みは市文化財保護課=電0279(52)2102=へ。先着百人。三月六日締め切り。 (渡辺隆治)

 

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