東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 記事一覧 > 3月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

富岡製糸場内の国宝「西置繭所」 人気声優や浪曲師の語りで案内

保存整備工事が進む西置繭所=富岡市で(いずれも市提供)

写真

 世界文化遺産「富岡製糸場」(富岡市)にある国宝「西置繭所(にしおきまゆじょ)」を対象に、市は人気声優や浪曲師を起用した無料の音声ガイドを導入する。展示資料や往時の姿を残す建物を解説。浪曲のガイドでは、建設の苦労話や操業時の作業の様子を娯楽性あふれる語りで伝える。 (石井宏昌)

 西置繭所は繭を保存していた施設で、市が二〇一五年度から保存整備工事を行い、四月末に完了予定。十月に一般公開し、資料を展示するギャラリーや多目的ホールなどの活用を始める。

 十月の本格オープンを前に六月八〜三十日に予約限定で特別先行公開もする。先行公開は一日五回(一回の参加者二十人)で、今月十日から電話で予約を受け付ける。

 音声ガイドは、見学者が携帯するスマートフォンやタブレット端末で西置繭所内に掲示したQRコードを読み込み、アプリをダウンロードして利用する。

 基本のメイン音声ガイドはアニメなどで活躍する声優の武内駿輔(しゅんすけ)さんが日本語ナレーターを務め、建物一、二階の特徴や繭の保管方法の変遷、展示資料の見どころなど二十八点を約六十分間で解説する。英語、フランス語、中国語、韓国語版もある。

 浪曲仕立ては約三十分。幅広い活動で注目される若手浪曲師の玉川太福さんが案内する。主に二階部分で当初のれんが積みや壁の痕跡、落書きなどからイメージを膨らませ、建設や作業の苦労話など往時に思いをはせる。副音声で英語の解説版もある。

 製糸場の入場料は必要だが、西置繭所の見学と音声ガイドの利用は無料。一階の見学と音声ガイドのダウンロードは自由だが、二階は予約制の音声ガイドツアーに参加が必要。ツアーの催行や予約方法は検討中という。スマホなどを携帯しない見学者は機器の貸し出しもする。

 市富岡製糸場課の担当者は「楽しみながら製糸場の魅力と価値に触れてほしい」とアピールする。

 問い合わせは「まちづくり富岡」=電0274(67)0088=へ。

(左)メイン音声ガイドの日本語ナレーターを務める声優の武内駿輔さん(右)浪曲ガイドを担当する浪曲師の玉川太福さん

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報