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【茨城】

脳の信号→PC操作→意思伝達 ALS患者、やさしい新装置

発売が始まった「Cyin(サイン)」=サイバーダイン提供

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 筑波大発ベンチャー企業「サイバーダイン」(つくば市)は、重度障害者らの意思の伝達を支援する新装置「Cyin(サイン)福祉用」の販売を始めた。既に開発済みの装着型ロボットスーツ「HAL(ハル)」の技術を応用した。 (宮本隆康)

 同社によると、人が体を動かそうとする時、脳から筋肉に微弱な電気信号が伝わる。HALは体に装着したセンサーが電気信号を検出し、モーターが作動して人の動きを助ける。県内でもリハビリのサポートや、倉庫作業で荷物を持ち運ぶ時の負担を減らすことなどに導入されている。

 Cyinは同様の仕組みで、センサーを腕などに装着する。パソコンと接続すれば、画面上のカーソルを動かして文字を打ち込むことができる。病院のナースコールなども接続によって操作が可能になる。

 筋肉が動かなくなり、会話が難しかったりする筋萎縮性側索硬化症(ALS)の重症患者らの利用を想定している。

 現在、ALS患者らが意思を伝えるには、画面の文字を見ることでその文字を入力できる視線入力装置などがあるが、患者の身体的負担になるという。患者15人にCyinを使ってもらい検証したところ、全員が意思を伝えられ、体への負担も少なかったという。

 Cyinは縦14センチ、横9センチ、厚さ3センチで、持ち運んで使うこともできる。価格は60万円。問い合わせなどは、ダブル技研=電046(206)5611=へ。

 

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