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【茨城】

東海第二延長容認 「反対」申し入れ書、署名 水戸や都内で

申し入れ書を読み上げ、原電の大森茨城事務所長(左)に手渡す実行委事務局長の阿部さん=水戸市で

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 東海第二の運転延長が認められたことを受け、各地で抗議の声が上がった。

◆原電茨城事務所

 水戸市の原電の茨城事務所には、住民団体「原発いらない茨城アクション実行委員会」のメンバー三十五人が訪れ、再稼働に反対する県内外六十四団体連名の申し入れ書を提出した。

 申し入れ書で、運転期間を二十年延長し六十年運転することは「実験」に他ならず、「茨城は原電の実験場ではない」と批判。「事故が発生した際、百万人規模の住民避難は現実にありえない。避難計画が成立しない立地条件にある原発の再稼働は住民の生命と財産を奪うもの」とした。

 実行委事務局長で東海村議の阿部功志さんが、大森佳軌・茨城事務所長に手渡した。さらに、話し合いを求める実行委に、原電側は「約束はできない」と答えた。また、実行委は原子力規制委の更田豊志委員長宛てに抗議声明も送った。 (鈴木学)

◆都内の規制委前

 「運転延長に反対」「事故が起きたら責任とれるか」−。規制委が入居する東京都内のビル前では、市民団体のメンバーら約二十人がのぼりを掲げて集結し、シュプレヒコール。全国の約一万五千人から集めた反対の署名を規制委に提出した。

 東京都江戸川区の男性(69)は「例外だったはずの運転延長が当たり前になっている。あり得ない」。同区の別の男性(47)も「規制委員会じゃなく推進委員会だ」と憤った。

 「合格を出すのは以前から織り込み済みで、規制委の権威が失われただけだ」と話すのは東海第二がある東海村の前村長、村上達也さん(75)。今後は再稼働の事前同意を判断する周辺六市村の議論に移るが「原発事故は居場所を奪う、帰れない、ということを福島の事故で見てしまった。避難計画で三十キロ以上逃げればそれでいいのか、真剣な議論をしてほしい」。

 

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