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【茨城】

懇話会意見書 県保健所12から9 常陸大宮、鉾田を支所に

 県保健所が十二カ所から九カ所に再編されることが固まった。再編時期は今年十一月一日の予定。

 県保健所のあり方を議論する「県保健所再編検討懇話会」は、常陸大宮、鉾田、常総の三保健所を他の保健所に統合・再編する県の方針を追認する一方、常陸大宮、鉾田に支所を置くなどとする意見書をまとめた。

 意見書では、常陸大宮をひたちなかに統合▽鉾田を潮来に統合▽常総は、常総市をつくば、下妻市と八千代町を筑西、坂東市を古河に管轄を変更▽美浦村と阿見町を、土浦から竜ケ崎に管轄変更▽常陸大宮、鉾田の代替組織は、住民サービスの確保のため常設の支所が望ましい−とした。

 県が今回の再編方針を示したのは昨年五月。

 職員の集約による態勢強化などが狙いだが、所長を務める医師確保が難しく、兼務が多いことも背景にあった。

 再編後の保健所の数は、一般的な入院医療を提供できる区域として設定される二次保健医療圏の数と一致し、国の方針にも沿う。

 だが、三保健所管内の自治体や議会などから「住民サービスが低下する」と撤回などを求める意見書が相次いでいた。これを踏まえて議論の時間を取ったため、再編時期が当初の四月からは延期になったが、統合や再編を見直すまでには至らなかった。

 会長の磯博康・大阪大大学院教授(公衆衛生学)は「サービスを低下させない提言をさまざま取り込み、窓口という案を支所にして機能を保たせることで理解を得たい。あとは県に責任を持って取り組んでもらいたい」と述べた。

 また意見書では、住民サービスが低下しないよう、本所職員とやりとりできるテレビ会議システムの導入検討や、郵送や電子申請の受け付けも進めるべきだとも記している。二十一日の懇話会の会合でおおむね合意。意見書を元に県は態勢を整え、条例改正案を六月県議会に提案する予定だ。 (鈴木学)

 

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