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【茨城】

「華やかでキレ」20代の酒「二才の醸かもし」 29歳専務に筑波大生協力

3代目の二才の醸について説明する青木さん

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 二十代の造り手が日本酒の銘柄「二才の醸(かもし)」を造り継ぐプロジェクトで、古河市の青木酒造が新酒を完成させ、披露するイベントが七日、東京都内で開かれた。酒造りには筑波大の学生ら約四十人が協力し、若者が親しみやすい味に仕上がった。青木酒造専務の青木知佐さん(29)は「ほぼイメージ通りにできた。待ってくれていた方々にやっと届けられる」と感慨深げに語った。 (越田普之)

 プロジェクトは、若者に日本酒に関心を持ってもらおうと、二〇一四年に石井酒造(埼玉県幸手市)でスタート。宝山酒造(新潟市)を経て、三代目の青木酒造に引き継がれた。ルールは、二才の醸という銘柄を使用し、二十代だけで造るということのみ。味などは造り手ごとに自由に決められるのが特徴だ。

 青木酒造の二十代は青木さんしかいなかったため、酒造りに関心を持つ筑波大生物資源学類の内田麟太郎さん(21)、原田壱成さん(22)、天野雪菜さん(21)、高橋理恵子さん(21)らに協力してもらった。

 原料には県産米の「ふくまる」を採用。昨年五月の田植えからプロジェクトを進めてきた。ラベルは明るくポップなできで、協力した若者が合作した。

 イベントには、四十人を超す左党が参加し、華やかでキレのある純米吟醸に酔いしれた。二代目を務めた宝山酒造の蔵元兼杜氏(とうじ)の渡辺桂太さん(30)と営業部長の若松秀徳さん(29)も駆けつけ「素直においしい。若い人に受けると思う」と太鼓判を押した。

 筑波大生の四人は「酒造りの過程がよく分かった」「イメージしていた以上においしい」「女子会にもぴったり」などと完成を喜んだ。

 青木さんは、今年も学生らとともに二才の醸造りに取り組む予定。「さらにパワーアップさせるため、学生と意見交換したい」と意気込みを語った。並行して「四代目」探しも進めていくという。

 三代目の二才の醸は、青木酒造のネットショップで取り扱う。七百二十ミリリットル入りで千四百五十円(税別)。千五百本ほど製造し、酒屋に順次出荷する。問い合わせは青木酒造=電0280(32)5678=へ。

二才の醸の企画から出荷までに関わった(左から)筑波大の原田さん、内田さん、高橋さん、天野さん=いずれも東京都文京区で

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