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【茨城】

東海第二再稼働に警鐘 水戸で催し 福島の避難者ら思い語る

農業者の立場で原発事故を振り返る涌井さん(左)と、福島から県内に避難した高井さん=水戸市で

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 東京電力福島第一原発事故の影響や被災地の現状を聞き、日本原子力発電東海第二原発(東海村)の再稼働を考えるイベントが二十六日、水戸市で開かれた。約百人が避難者や農家らの思いに聞き入った。

 JR職員の高井広一さん(38)は、福島原発から約十五キロの福島県南相馬市小高区から、社宅のあるひたちなか市に避難した。避難生活では東電からの賠償金をねたまれる雰囲気を感じたといい、「避難者というだけで萎縮してしまい、原発避難は精神的に苦痛だ」と訴えた。

 事故後に笠間市で農業を始めた涌井義郎さん(65)は、放射性物質による土壌汚染に悩まされ、風評被害で消費者離れが起きた経験を語った。「原発には最悪の環境汚染の危険がある」と農業者としての思いを口にした。

 イベントは、市民有志らでつくる「憲法のつどい」実行委員会が主催した。福島の被災地を撮影している写真家飛田晋秀さんの講演もあり、「より人口が多い茨城で事故が起きたら、もっと大変だ」と東海第二の再稼働に警鐘を鳴らした。 (山下葉月)

 

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