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【茨城】

マコガレイの稚魚26万匹放流 常陸那珂港で県 事業化へ熱視線

資源回復への思いを込めたマコガレイの稚魚の放流=ひたちなか市の常陸那珂港で

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 水産資源の維持や増大を図る栽培漁業の一環で、県は約三センチに育ったマコガレイの稚魚約二十六万匹を、ひたちなか市の常陸那珂港に放流した。試験放流の二年目で、事業化に向け熱い視線が注がれている。

 県水産試験場によると、マコガレイは二〇〇六年の百八十五トンをピークに漁獲量が減少し、一八年は二十四トンに。高値では一キロ数千円になることもあるといい、放流による漁獲量回復で水産業を活性化させる期待は大きい。

 マコガレイはメスの成長が早く、三年で一般的な漁獲サイズの三十センチほどになるという。来年ぐらいから、試験放流の結果が出てくる可能性がある。

 一部の稚魚には印が付けてあり、漁獲や成長を見て、放流のサイズや場所などの検討に役立てるという。鹿島灘産のカレイは人気だそうで、担当者は「資源回復につなげたい」と話す。

 栽培漁業は、ふ化直後など最も敵に襲われやすい時期を人間が管理し、育った稚魚などを海に放して大きくする取り組みで、ヒラメとアワビを既に事業化している。ヒラメは稚魚八十五万匹、アワビは稚貝三十万個を放流。ヒラメの一七年の漁獲量は四百トンに上っている。 (鈴木学)

マコガレイの稚魚(いずれも県水産試験場提供)

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