東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 6月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

水戸の引きこもり支援団体 川崎殺傷など受けアンケート

アンケートに目を通す小鷹さん=水戸市で

写真

 川崎市で男(51)が児童ら二十人を殺傷した事件や、元農林水産事務次官が長男(44)を殺害した事件を受け、引きこもりの人らの就労支援する水戸市の団体「グッジョブセンターみと」が利用者を対象に、事件についてアンケートした。「引きこもりが、事件を起こすという思い込みが怖い」「SOSの発信をためらわない社会になってほしい」など不安や要望が寄せられた。 (水谷エリナ)

 センターによると、アンケートの質問は六項目。五日に、センターを訪れた二十六人のうち十九人が回答した。引きこもりがキーワードになった二つの事件への受け止めや報道についての思いを尋ねる項目では、「引きこもりへの見方が厳しくなるのでは」「社会的な支援を求めるなど、解決策があったのでは」などとする回答があった。

 また、「ひとごとじゃないと思った」「自分もまったく人と関わらなかったら、どうなってしまうのか怖い」など、現状に不安を抱いている様子も浮き彫りになった。

 自由記述欄では「引きこもりの問題がクローズアップされ、社会がより良い方向へ動くといい」「何らかの救済策に資金を投入すべきだと思う」など、社会の理解や支援を求める声が寄せられた。

 アンケートを取ったセンター長の小鷹美代子さん(68)は「引きこもりについて関心を持ち、社会問題として捉えてほしい。トラブルがあれば、家庭内だけで解決できるとは限らず、抱え込まないで、SOSを出してほしい」と呼び掛ける。

 アンケートで気になる文言があった場合、ケアに努めるほか、今後、利用者が直接二つの事件について話し合う場を設けたいとしている。

 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報