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【茨城】

「つくば霞ケ浦りんりんロード」 沿道の特産品で軽食 モグモグも楽しんで

桜川市のカフェが作った弁当「チャリ弁」。右側のボトルはボトルホルダーに入れてサイクリングに持って行ける

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 日本有数のサイクリングロード「つくば霞ケ浦りんりんロード」の利用者が手軽にエネルギーを補給しながら、沿道の特産品を楽しめる軽食の開発が進んでいる。桜川市やかすみがうら市で四品がすでに完成した。主導する県は、サイクリストが利用しやすい環境をつくるとともに、地元の経済効果も期待している。 (水谷エリナ)

 桜川市のカフェ「旅人Cafe TOY BOX(カフェ・トイ・ボックス)」は弁当を開発。県内で多く生産されるレンコンやメロンなどが入り、疲労回復に役立つアミノ酸が多く含まれるなどの特徴がある。

 店内で食べられるほか、自転車のボトルホルダーに入れてサイクリングに持って行くこともできる。

かすみがうら市のドーナツ型のシュークリーム「パリ・ブレスト」

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 レストランなどを展開する「かすみがうら未来づくりカンパニー」(かすみがうら市)は、ドーナツ型のシュークリーム「パリ・ブレスト」を販売。市の特産品のイチゴやブルーベリーを挟んだものがあり、今後、栗などを入れたものの販売も検討しているという。

桜川市の小麦まんじゅう(手前)とカステラ=いずれも土浦市で

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 桜川市商工観光課によると、今月十八日からは、桜川市産の小麦「ユメシホウ」の普及に努める「ゆめ紫峰(しほう)の会」が開発したカステラと小麦まんじゅうの販売が、市内の雨引観音で始まる予定。サイクリストの補給食のほか、土産品としても期待する。

 軽食の開発には、沿道自治体や企業などでつくる「つくば霞ケ浦りんりんロード利活用推進協議会」の助成金が利用されている。助成金は、多くの人がりんりんロードを使い、沿道で消費してもらい、地域活性化につながることを狙う。

 県地域振興課の担当者は「楽しみながら、サイクリングしてもらいたい。沿道の店に立ち寄って軽食をとり、地域のことを知ってもらえれば」と話す。

◆利用者8万1000人 18年度、前年度比47%増

講演する高橋さん=土浦市で

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 りんりんロードの利用者は二〇一八年度、約八万一千人となり、一七年度の約五万五千人から47%増で、大幅に増えていることが明らかになった。また、レンタル自転車も一八年度が二千五百九十四台で、一七年度から58%増えた。

 「つくば霞ケ浦りんりんロード利活用推進協議会」の総会が五月二十一日に土浦市内であり、県政策企画部の玉川明部長が説明した。沿道では、サイクリング拠点の整備が進められ、「サイクルツーリズムのさかんな地域として、ますます注目されるものと期待される」と話した。

 協議会は昨年七月に設立。りんりんロードの情報発信や観光誘客などを目的とし、レンタル自転車の事業なども手掛ける。

 官民によるサイクルツーリズム推進で先進的な取り組みをする「北海道サイクルツーリズム推進協会」の高橋幸博代表理事による講演もあった。

 高橋代表理事は、北海道ニセコ町の事例を紹介。「自治体は黒子に徹し、サイクルルートの開拓には、愛好家の努力も不可欠だ」などと話した。 (水谷エリナ)

 

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