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【茨城】

「提灯行列」水戸らしさ前面に 夏彩る「黄門まつり」一新 8月3・4日

千波湖を彩る花火大会=水戸市で(いずれも市提供)

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 真夏の水戸を彩る「水戸黄門まつり」が今年、水戸らしさを前面に押し出す形で大幅リニューアルする。芸能人頼みの目玉行事「水戸黄門パレード」は廃止し、水戸藩発祥の「水府提灯(ちょうちん)」を生かした提灯行列などを新たに導入する。平日開催だった花火大会は七月末の週末に変更し、遠方からの集客拡大を目指す。 (山下葉月)

◆花火大会 来月20日、週末に 遠方から集客拡大へ

 まつりは一九六一年に始まり、今年で五十九回目。これまでは八月第一週に三日間連続で開催し、花火大会と本祭のパレードなどを繰り広げてきた。ただ、花火大会が平日の金曜日開催のために遠方からの集客が難しかったり、パレードに参加する芸能人の人気で集客が左右されたりした。近年の来場者数は九十五万人前後を推移し、来場者数の増加が課題となっている。

 そこで今年は花火大会を七月二十日の土曜日に単独で開催。市によると、県内の花火大会ではほぼトップバッターで、東京の名物花火「隅田川」「葛飾納涼」と日程もかぶらず、東京方面からの集客が見込めるという。打ち上げ発数は昨年より二千発多い約七千発。時間も二十分延長し、午後七時半〜午後九時の一時間半、湖面と夜空に光の花を咲かせる。

 本祭は週末の八月三、四日の二日間。市中心部の上市・下市両地区で行われていたパレードは廃止する。代わりに上市地区では、夕闇の中を参加者が水府提灯を持って練り歩く提灯行列(八月三日)や、高さ約四メートルを誇る巨大な「ふるさと神輿(みこし)」(同四日)を展開。下市地区では独自に「タウンフェスティバル」(同三日)を実施する。

 水戸は、八女(やめ)(福岡県)、岐阜と並ぶ日本三大提灯産地の一つとされる。水府提灯は、藩の下級武士の内職として普及した。他の産地のように一本の竹ひごをらせん状に巻いて骨格を作るのではなく、輪っかにした竹ひご一本一本を糸でつなぎ合わせる製法で抜群の強度を誇る。

 高橋靖水戸市長は先月の定例会見で「昨年の九十一万二千人を上回る」と目標を掲げた上で、「今までのまつりは芸能人に頼っているところも大きかった。提灯行列は伝統ある水戸市のストーリーに合う」と来場を呼び掛けた。

◆「ふるさと神輿」担ぎ手募集

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 主催の水戸黄門まつり実行委員会などは、まつり最終日の八月四日午後二時に初披露される「ふるさと神輿」の担ぎ手を募集している。今月三十日まで。

 神輿は現在制作中。市によると、本体の上に立たせる鳳凰(ほうおう)を含めて高さ約四メートル、幅約二・七メートル、重さ約二トンとなる見込み。

 国道50号沿いのみずほ銀行水戸支店−京成百貨店までの約五百メートルを六本の担ぎ棒で練り歩く。

 担ぎ手は約二百人を想定。中学生を除く十五歳以上が対象で参加費は二千円。貸し出し用のはんてんを着用する。自前のはんてんでの参加も可能だ。

 事前申し込みが必須で、専用の用紙に必要事項を記入してファクスか郵送する。問い合わせは、実行委事務局の水戸観光コンベンション協会=電029(224)0441=へ。

 

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