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【茨城】

車いすでレッツ・ゴー 体験基に情報誌制作 つくばの理学療法士・吉田さん 

情報誌「ベィmagazine」を手にする吉田直紀さん=つくば市で

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 自宅にこもりがちな車いす生活を送る人の外出を応援しようと、つくば市の理学療法士吉田直紀さん(33)が、実際に車いすに乗って観光した体験を基に、風情あふれる神奈川・箱根を快適に旅行できるよう紹介した情報誌「ベィmagazine」を制作した。「生活が変わると思えるような希望を与えたい」と思いを語る。

 交通事故などで車いすを使う入院患者の多くが「退院しても楽しみがない」「知らない場所に行くのが怖い」などと話すのが気になった。「車いす利用者向けの旅情報が不足している」と感じ、知人のフリー編集者とアイデアを練った。インターネットで呼び掛けて寄付約百五十五万円を集め、制作費とした。

 昨年十二月、理学療法士仲間ら八人で、一泊二日の取材を敢行。車いすに交代で乗り、東京・新宿から小田急電鉄の特急ロマンスカーで箱根へ。名所を回り、旅を満喫できるか検証した。

 ランチに入った飲食店について、入り口に段差があり「介助者のサポートが必要」と指摘し、段差の高さを図解した。箱根山・大涌谷は坂道が多いが、エレベーターやスロープがあり「迫力満点の景色が楽しめる」と紹介。芦ノ湖なども載せた。宿ではバリアフリー対応の客室を利用した。

 医療従事者の視点から手すりの取り付け方など改善点も提言。「取り組みが進むきっかけになれば」と願う。車いすでの旅行経験者へのインタビューや、車いすで世界一周した男性のコラムも収めた。次号の構想も練っている。

 九十一ページで九百八十円。五百部を発行し、郵送も受け付ける。ウェブで一部を公開している。問い合わせはメールnaoki.11.15.7@gmail.com

車いすでの旅行を応援するために制作された情報誌「ベィmagazine」

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