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【茨城】

災害の教訓 電子地図で発信 地理院が「伝承碑」新記号

常総市の自然災害伝承碑をクリックすると、鬼怒川決壊の碑と説明文が表示される

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 つくば市の国土地理院は、過去の自然災害を記録した石碑など「自然災害伝承碑」の地図記号を制定し、ネット上の地図で詳細の掲載を始めた。石碑や供養塔を一目で分かるようにして、先人が残した災害の教訓を発信するのが目的。新たな地図記号の制定は十三年ぶりという。(宮本隆康)

 ウェブ版の「地理院地図」で、伝承碑の地図記号をクリックすると、碑の写真のほか、建立された年や災害の説明も見られる。洪水や津波、土砂災害、火山災害など災害種類ごとの表示もできる。

 地理院によると、地図記号を三月に公表し、これまで約二百の自治体から、約六百基の碑の位置や内容などの情報が寄せられた。今回は、二十七都府県の百五十八基を公開した。

 県内は、二〇一五年に鬼怒川が氾濫した常総市の二カ所、一九四一年と八一年の台風被害を受けた龍ケ崎市の二カ所、三八年に洪水が起きた行方市一カ所の計五カ所の伝承碑が載った。

 掲載は順次進め、ほとんどが年内に公開される予定。九月以降に刊行する紙の地図にも載せる。

 昨年の西日本豪雨で被災した広島県坂町では、明治時代の土砂災害を伝える碑の内容が地元であまり知られず、再び大きな被害に遭った。このため、教訓の発信で被害の軽減に役立てようと、掲載を計画した。

 地理院の担当者は「川や斜面が分かる地形図と組み合わせたりして、災害の起こりやすさを実感し、防災につなげてほしい。もっと自治体から碑の情報が集まることを期待している」と話している。

 

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