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【茨城】

JR常磐線が来春 全区間、直通特急復活へ 仙台へのアクセス改善も

常磐線特急で運用されているE657系=水戸市で

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 JR東日本は、東京電力福島第一原発事故の影響で福島県内の一部が不通となっている常磐線が二〇二〇年三月末までに全線再開するのに合わせ、東京都内と仙台を直通で結ぶ特急列車を復活させる。復旧工事を担当する水戸支社の雨宮慎吾支社長は、十九日の定例会見で「復興の一助になれば」と話した。

 常磐線は東日本大震災の大津波や原発事故により、久ノ浜(福島県いわき市)−亘理(宮城県亘理町)が不通となった。その後、段階的に復旧し、帰還困難区域を含む富岡(福島県富岡町)−浪江(同県浪江町)の二〇・八キロが最後に残されている。

 水戸支社の説明では、不通区間は除染が進み、橋などの大型工事もほぼ完了。試運転へ仕上げの段階に入っているという。ただ、全線再開には駅や線路沿いで避難指示が解除されることが必要となる。

 直通特急は、十両固定編成のE657系車両を使う。現時点で運転再開日や本数、停車駅、料金などは決まっていない。全区間の所要時間は四時間半ほどの見込み。

 本県では、主に水戸や県北から仙台へのアクセスの改善が期待される。

 直通特急について雨宮支社長は、福島県内の沿線自治体から復活の要望が多かったとしている。一方、JRとして利用者数の試算などはしていないとした。

 また、線量低減により避難指示が解除されることが運行の条件になっているため、運行開始後は、車両に放射性物質が付着していないかの検査はしない方針という。 (越田普之)

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