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【茨城】

<参院選>立民・小沼さん初当選 自民・上月さん盤石再選

 参院選は二十一日投開票され、茨城選挙区(改選数二)は、立憲民主新人の小沼巧さん(33)=社民支持=が初当選し、旧民進、旧民主が守ってきた議席を死守した。自民現職の上月良祐さん(56)=公明推薦=は、他候補に大差をつけて再選を果たした。 (鈴木学)

 当日有権者は二百四十三万一千五百三十一人。投票率は45・02%(前回50・77%)だった。

 選挙戦は、東海村の日本原子力発電東海第二原発の再稼働の是非や、消費税増税、改憲などが争点。茨城選挙区は一九九八年以来、自民と旧民主系の「指定席」で、今回も議席を分け合う結果となった。

 初当選を決めた立民の小沼さんは、立候補の表明が五月末で知名度不足が課題だった。選挙序盤は苦戦も伝えられたが、候補者擁立の過程で溝ができた国民民主の国会議員や県議の一部が応援に入り、支援団体の連合茨城も立民から公認候補を出した産別組織を中心に浸透に貢献した。

 立民の候補者擁立を巡っては、国民の公認候補として出馬を表明していた藤田幸久参院議員が、立民に電撃移籍したことをきっかけに混迷を極めた。

 国民県連と立民県連、連合茨城が話し合い、一時は国民の県議を擁立することでまとまった。しかし、原発の速やかな停止を求める立民の党本部が、二〇三〇年代の原発ゼロを目指すとする国民と立場が異なるなどとして、小沼さんを立てた。そうした経緯があり連携できるかが注目された。

 自民は、上月さんの圧倒的勝利を目指して選挙戦に臨んだ。旧民主系の候補者擁立が難航し、二議席独占を狙う二人目の擁立が取り沙汰された。

 結局、二人を擁立した広島選挙区と異なり、自民県連は安全策をとって一人にとどめた。代わりに目標を二〇一三年の選挙で上月さんが獲得した五十六万票でなく、一六年の前回参院選で岡田広参院議員が獲得した六十万票と高く据えた。

 推薦を受けた企業、団体は千二百以上。目標達成に向けて「相手は投票率」の声も聞かれ、国会議員や県議らが遊説に付き添い、支援団体や支持者を動員して街頭演説を盛り上げ、陣営の引き締めと票の上積みを図った。激戦区ではなかったが、知名度のある小泉進次郎衆院議員の応援も受けた。

 日本維新の会新人の海野徹さん(70)は那珂市長を、共産新人の大内久美子さん(69)は県議や水戸市議を務め、それぞれ一定の知名度があった。ただ、東海第二原発の再稼働反対の訴えなどが、小沼さんを加えた三人で重なるなどで票が分散したことが響いた。

 「NHKから国民を守る党」の田中健さん(53)は限定的な支持にとどまった。

 

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