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【茨城】

J2水戸、未知なる扉開け 悲願昇格へ上位キープ

好調の原動力となっているDF志知選手 ((c)MITO HOLLYHOCK)

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 今年で創設25年のサッカーJ2の水戸ホーリーホック(水戸市)が、悲願のJ1初昇格に向けて上位をキープしている。リーグ後半戦に入って2連勝し、11勝9分け3敗の3位につけている。首位との勝ち点差はわずか1。ようやくつかんだチャンスを確実に生かそうと、シーズン途中でJ1クラブから前線の選手を補強した。ホームタウンの水戸市と周辺地域に歓喜をもたらすことはできるか−。 (越田普之)

 好調のチームをけん引しているのが今季加入した選手たちだ。中でも、DF志知孝明(しちたかあき)選手(25)は替えの利かない左サイドバックとして全試合にフル出場中。チーム最多の5得点を挙げるとともに、リーグ2位の堅守を支えている。

 志知選手は「みんなが同じ方向を向いていて一体感がある」と手応えを口にする。一方、引き分けの多さを課題に挙げ「勝ちきらないと上に行けない。アシストも増やし、クラブの節目の年に昇格を果たしたい」と力を込める。

スピードや決定力を武器に躍動するMF浅野選手=いずれも水戸市のケーズデンキスタジアム水戸で((c)MITO HOLLYHOCK)

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 大卒ルーキーのMF浅野雄也選手(22)も印象的な活躍を見せる。ドイツでプレーする日本代表FWの兄・拓磨選手(24)と異なり、中盤が主戦場のレフティー(左利き)。正確なミドルシュートで3ゴールをマークしている。長谷部茂利監督は「スピードと決定力があり、流れを変えられる」と評価する。

 昨季は序盤こそ好位置につけたが、勝負どころで失速し、10位に終わった。だが今年は連敗がなく、DFの細川淳矢主将(35)は「今年は大きく崩れるチームではない」と自信を見せる。一方で「負けてもおかしくなかったゲームも多い。1試合でも落とさず、自動昇格ができる1、2位に入りたい」と気を引き締める。

 大混戦を抜け出す切り札として11日にJ1のC大阪からMF福満隆貴(ふくみつたかき)選手(27)、14日に同じく磐田から東京五輪エース候補のFW小川航基(こうき)選手(21)を補強した。「チームにすぐにフィットし、点を取る」と宣言していた小川選手は、21日の琉球戦で早速ゴールを決めてみせた。

 昨年、初めてJ1参戦に必要なライセンスを条件付きで取得した。今年の申請も認められる可能性が高く、「優勝したのに昇格不可」という悲劇は避けられそうだ。

 残りは19試合。シーズンは11月まで続く。波に乗るチームに新戦力が融合した時、未知なる世界への扉が開くかもしれない。

<J1昇格> J2で年間順位1、2位のチームは、J1の17、18位と自動で入れ替わる。J2の3〜6位によるプレーオフ勝者も、J1の16位との入れ替え戦に勝てば昇格できる。いずれも、財務やスタジアムなどJ1参戦の基準を満たしていることが条件となる。

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