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【茨城】

常陸太田のオリジナルチーズを 東京から移住 女性2人奮闘中

旧学校給食センターでモッツァレラを作る平賀優子さん(右)と岡崎和子さん=常陸太田市で

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 地域活性化につなげようと、オリジナルチーズの商品化に乗り出している常陸太田市。開発を担うのは、市の公募に応じ、東京から移り住んだ女性2人。共に未経験だが「気軽に食べられるチーズを作りたい」と、来年の発売を目指して奮闘している。

 2人は、会社員だった岡崎和子さん(47)と、デザイン関係の仕事をしていた平賀優子さん(45)。約20年前の海外旅行で食べたチーズに感動した岡崎さんは「嗜好(しこう)品とされるチーズを日常的な存在にしたい」と応募。元々チーズが好きだった平賀さんは「新しいことに挑戦する最後の機会かも」と参加を決めた。

 2人は昨年、市に採用され、栃木県のチーズ工房などで研修した後、今年1月から、市内にある旧学校給食センターで試作を始めた。

 手掛けているのは、滑らかで塩気がある硬質の「カチョカバロ」と、柔らかく、もちもちした「モッツァレラ」の2種類。カチョカバロは数日から数カ月間熟成させるため、出来がすぐ分からず、難度が高いという。

 チーズは、生乳に酵素や乳酸菌を加えて作るが、配合量で仕上がりが変わる。試作当初のモッツァレラは「硬くてゴムみたいな食感だった」(岡崎さん)が、配合量を少しずつ変えるなどして、こつをつかんだ。品質の安定化が当面の目標だ。

 作りたてのモッツァレラを切り分けてもらうと、程よい弾力と爽やかな酸味。ミルクの風味もしっかりと感じられた。

 市は現在、販路を開拓中で、担当者は「多くの人に味わってもらえれば、雇用の促進にもつながる」と期待している。

 

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