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【茨城】

食品開発の甲子園 目指せ全国制覇 石岡商高が県内初出場

フードグランプリに向けて意気込む石岡商の生徒ら=石岡市で

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 全国の商業高校の生徒が開発した食品のナンバーワンを決める全国大会「商業高校フードグランプリ」に、石岡商業高校(石岡市東光台3)が、県内から初めて出場することが決まった。市内の八郷地区特産のエゴマを使用した「えごまアイス」で挑み、発表などの準備を進めている。商業高校による食品開発の「甲子園」で全国制覇を狙う。 (水谷エリナ)

 大会は食品卸売業「伊藤忠食品」(大阪市中央区)が、地域食文化の発展や人材育成を目的に主催。三十日、三十一日に東京・池袋の池袋サンシャインシティで開かれる。今年で七回目。全国を六ブロックに分け、各代表が出場する。

 今年は三十五校から五十六品が出品され、試食審査などの予選を突破した石岡商(関東・甲信越ブロック)を含めた六校六品が代表に選ばれた。大手食品会社の幹部らが味や商品PRなどを審査し、大賞を決める。来場者による人気投票による賞もある。

 商業高では商品開発の授業があり、石岡商では三年生の一部が選択している。その授業で、三月に卒業した生徒が「おみたまヨーグルト」などを製造販売する小美玉ふるさと食品公社(小美玉市)と、えごまアイスを共同開発した。

 食品公社によると、小美玉市の生乳と、石岡市の八郷地区で採れたエゴマを使用。バニラアイスにエゴマの風味をきかせている。本来破棄されるエゴマの搾りかすを活用しているのが特長だ。

 今年三月から、両市内のコンビニのファミリーマートや小美玉市の観光物産施設「空のえき そ・ら・ら」などで販売を始めた。五月末までに約千五百個を出荷し、エゴマ油が足りなくて製造中止になった時期もあり、好評だという。

 石岡商では、今年の三年生九人が、開発した先輩から引き継ぎ、グランプリを目指している。六月に伊藤忠食品の担当者が学校を訪れ、大会の概要などを説明。生徒は、プレゼンテーションの原稿作りやPR動画の製作などに取り組んできた。

 大会に出場する小橋祐哉さん(18)は「先輩が大事にしていたことを引き継いで日本一を目指し、販路拡大につなげたい」と意気込んだ。

石岡商と小美玉ふるさと食品公社が共同開発した「えごまアイス」

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