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【茨城】

自死、病気…父母ら亡くした遺児たち 水戸で来月7日 サポートの催し

大切な人を亡くした子どもたちに、参加を呼び掛ける高橋教授=水戸市で

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 自死や病気などで父母らを亡くした子どもたちをサポートする催し「大切な人をなくした子どもたちのプログラム」が九月七日、水戸市見和の常磐大で開かれる。同じような境遇の子どもたちが一緒に遊んだり、話をしたりしながら、体験を共有し前に進む力を育む場で、主催者は参加を呼び掛けている。 (鈴木学)

 主催者代表の防衛医科大の高橋聡美教授(精神看護学)によると、大切な人を亡くした時に抱える悲しみや哀惜などの気持ちを英語で「グリーフ」と言い、米国にはグリーフを抱えた子どものサポートの場が五百カ所以上あるが、日本は三十カ所ほど。本県を含む北関東には一つもない。

 大人向けの遺族会は、死別後のうつや心的外傷後ストレス障害(PTSD)の予防に機能しているが、遺児らは、置き去りになっているのが現状だ。

 子どもに死について語らせない傾向がある日本社会だが、プログラムの会場では、安心して亡くなった人の話ができ、小さい時に親を亡くしたボランティアもいて、アドバイスも受けられるという。

 「悲しい気持ち、時には憎しみの気持ちも、遺児らの心理などの研修を受けたボランティアが受け止めてくれる。それが一種のカウンセリングになって前に進む力になっていく」。高橋教授はそう話す。

 対象は三〜十五歳の死別体験をした子どもで、参加無料。ボランティアの人数を調整するため事前申し込みをしてほしいが、直前まで迷う人もいるため必須ではないという。保護者の会も同時開催し、子育てについてなど保護者同士で語り合う場もつくる。

 午後一〜四時で、会場はM棟112講義室。年に二回のペースで開催予定という。問い合わせは、グリーフサポートいばらき準備委員会=電090(7075)7139=か、Eメール=gurisapoibaraki@gmail.com=へ。

 

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