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【茨城】

「きずなボックス」県内広がる食品支援の輪 フードバンク 茨城初設置から4年、26市町村に

設置箇所が100カ所を超えた「きずなBOX」。右はフードバンク茨城の田中理事、左は高萩市社協の水野事務局長=水戸市で

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 生活困窮者らに食品を贈るため、NPO法人フードバンク茨城が、食品の寄付を受け付ける「きずなBOX」の設置箇所が百カ所を超えた。牛久市で初設置されてから四年で、支援の輪が広がる。担当者は「食のセーフティーネットと食品ロスの削減に向け、さらに設置箇所を増やしたい」と話している。 (鈴木学)

 きずなBOX(高さ約七十五センチ、直径約四十五センチ)は、家庭などで保存されていた食品を気軽に寄付してもらえるよう、公共施設やスーパーなどに置かれている。

 設置は一五年八月に牛久市で始まり、二年後には五十一カ所と年々増加。今年五月に、土浦市の八公民館で設置が決まり、百カ所を超えた。県内の設置自治体は、二十六市町村にまで広がった。

 フードバンク茨城水戸支部で八月一日、百七カ所目となる高萩市社会福祉協議会にBOXが引き渡された。高萩市社協は九月一日に事務所前に設置予定といい、水野浩一事務局長は「市民や企業に協力いただき、困窮者らの力になれれば」と話す。

 水戸支部担当の田中健一理事によると、フードバンク茨城の一八年の食品取扱量は約百九トン(前年比4・6%減)で、きずなBOXへの寄付は約一割に当たる約十一トン。量は、企業からの防災備蓄品の寄贈などよりは少ないが、提供される品物はバラエティーに富み、困窮者らに喜ばれているという。

 寄付を受ける食品は、常温管理できる未開封の缶詰やレトルト食品など、すぐに食べられるもので、できれば賞味期限が二カ月以上、残っているものが好ましいという。

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 きずなBOXの設置箇所の増加について、田中理事は「活動を県全域に広げる布石になる」と歓迎する。ただ、組織はボランティア中心で、協力者の人数が増えないと活動は厳しいとして、食品と併せて協力者も募っている。

 問い合わせは、フードバンク茨城牛久本部=電029(874)3001(月・水・金曜午前十時〜午後四時)か、水戸支部=電029(231)1649(水・木曜午前十時〜午後二時半)=へ。

 

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