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【茨城】

竹久夢二、多彩な画業 肉筆画など194点 県近代美術館で7日から

「着物の女」(1931〜33年、鉛筆・淡彩、紙)

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 今も根強い人気を誇る竹久夢二(1884〜1934年)の多彩な画業を一堂に紹介する「憧れの欧米への旅 竹久夢二展」が7日、水戸市千波町の県近代美術館で始まる。大正時代に一世を風靡(ふうび)した「夢二式美人」と称される女性の肉筆画や版画、デッサンなど194点が並ぶ。 (佐藤圭)

 夢二は岡山県出身。上京後は美術学校で学ばず、挿絵画家として独自の道をスタートした。大きな目にスッと通った鼻筋、物憂げな表情の美人画は、和洋折衷の大正ロマンを謳歌(おうか)する若い男女の心をとらえた。

 日本有数の夢二コレクターで国際浮世絵学会常任理事の中右(なかう)瑛さん(85)=神戸市=の収蔵品から出品。展覧会のタイトルにもなっている晩年の欧州旅行で描いた異国の女性たちが見どころの一つ。「着物の女」は、ナチスに迫害されたユダヤ人女性がモデルとされる。ウィーンで制作された「扇をもつ女」は希少な油彩画作品だ。

 会期は十月二十七日まで。午前九時半〜午後五時。休館日は九日、二十四日、十月十五日、二十一日。入館料は一般九百八十円、満七十歳以上四百九十円、高校・大学生七百二十円、小中学生三百六十円。

 関連行事として二十一日午後一時半から、中右さんの講演会がある。参加無料。問い合わせは館=電029(243)5111=へ。

「扇をもつ女」(1932〜33年、油彩、板)

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