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【茨城】

フォトジャーナリストが見た福島 土浦で講演会 取材時の思いや現状紹介

取材時の思いや福島の現状について話す豊田直巳さん=土浦市大和町の土浦市民ギャラリーで

写真

 東京電力福島第一原発事故の被災地の取材を続けているフォトジャーナリスト、豊田直巳さんのギャラリートークが十四日、JR土浦駅西口の土浦市民ギャラリーであり、参加者五十人を前に、取材時の思いや福島の現状について報告した。

 市民ギャラリーで開かれている豊田さんの写真展「フクシマ〜尊厳の記録と記憶」(福島応援プロジェクト茨城主催、東京新聞水戸支局後援)の関連イベント。

 豊田さんは事故当時について、全町避難を余儀なくされた浪江町で、遺体が震災の翌月になっても放置されていたことを紹介。「捜索活動をしていた人は原発事故のせいで、生きている人たちを残して逃げなければならなかった。津波被害だけでなく、事故の影響で亡くなった人もいた」と話した。

 事故が起きても政府が原発の再稼働を目指していることについては「核兵器を造る技術を失いたくないからではないか」と指摘した。

 八年半がたった被災地の現状については、避難指示が解除された地域もあり、風景は徐々に変化しているものの、放射能はまだ残っていると強調。「この写真展が、見えなくさせられていることを考えたり、感じたりするきっかけになるといい」と語った。

 写真展は、十六日までの午前十時から午後六時(最終日は午後四時)まで、入場無料で開かれている。 (松村真一郎)

 

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