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【茨城】

小泉元首相 原発やめ自然エネを 日立で講演 進次郎環境相に期待

「原発を早くやめ、自然エネルギーを活用してほしい」と話す小泉純一郎元首相=日立市若葉町の日立市民会館で

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 原発ゼロを訴えている小泉純一郎元首相が十五日、日立市民会館で講演し、「原発を早くやめ、自然エネルギーを有効に活用してほしい」と訴えた。その上で、次男の進次郎衆院議員が環境大臣に就任したことに触れ「自然エネルギーで発展できる国にしてほしい」と希望した。 (松村真一郎)

 日立市は日本原子力発電(原電)東海第二原発から三十キロ圏で、再稼働の際に同意するかどうかが問われることになるほか、原発メーカーの日立製作所のお膝元でもある。講演会には、ほぼ満員の千三百人(主催者発表)が参加し、原発問題への関心の高さが示された。

 講演会は「わたしたちの未来を語る」と題され、地元住民らでつくる団体「小泉純一郎さんのお話を聞く会」が主催(東京新聞水戸支局など後援)した。

 小泉元首相は、首相に在任中、経済発展のためには原発は必要と思っていたが、東京電力福島第一原発事故の被害状況を見て、「原発は安全ではないと思った」と明かした。その上で、「勉強するほど、原発推進論者の言っていた『原発は安全、低コスト、クリーンエネルギー』はうそだと分かった」と述べた。

 「地震が多く、火山もある日本では原発を動かしてはならない。原発ゼロには保守も革新もない」と強調。原発が占めていた電力供給量は、自然エネルギーでまかなえると訴えた。

 講演が終わり、演壇から去ろうとした際、会場から「進次郎大臣にひと言」と声が出た。再びマイクに向かい「環境問題は世界でも一番大事で、環境大臣に任命されてよかった。将来は原発ではなく自然エネルギーで発展できる国にしてほしい」と期待した。

 その後に登壇した東海村の村上達也前村長は東海第二原発について、県沖で巨大地震が起きる可能性が高いことと原電が長い間原発を運転していないことを挙げ、「絶対に再稼働してはならない」と力を込めた。

 脱原発をめざす首長会議世話人で、静岡県湖西市の三上元前市長は「ドイツはほかの国の事故に学んで脱原発を決めたが、日本は自国の事故にさえ学ぼうとしない」と指摘した。

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