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【茨城】

境町夫婦殺害 募る不安「早く捕まって」 隣接県でも登下校見守り

森戸小学校周辺で児童の登下校を見守る交通安全協会員(左)

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 境町若林の住宅で会社員小林光則さん(48)と妻のパート従業員美和さん(50)が殺害され、小中学生の子ども二人が重軽傷を負った事件で、連休明けとなった二十四日、地元の小中学校では、犯人が特定されていないことから児童生徒の安全を守るため、教職員や保護者らが登下校の見守り活動にあたった。事件現場に近い千葉県や埼玉県の自治体も、同様な対応で警戒を強めている。

 境町では、町内の全小中学校で教職員や保護者、交通安全協会員らが通学路に立ち、児童や生徒の登下校を見守った。町教育委員会によると、見守りは当面の間、続ける。

 現場の民家から北に約一・五キロ離れた町立森戸小学校では、教職員や保護者らが通学路に立ったり、児童に付き添ったりした。下校時には雨天ということもあり、多くの保護者が車で児童を迎えに来ていた。

 二年生と四年生の孫を迎えに来た女性(65)は「子どもたちがいるので不安。早く犯人が捕まってほしい」と話した。

 境町は県南西部に位置し、千葉県や埼玉県にも近いことから、両県の自治体でも、子どもたちの安全を守る活動が広がった。千葉県野田市では、境町に隣接する北部の関宿小学校から要請を受け、市青少年センターに所属する社会教育指導員三人が下校時に車で学校周辺をパトロールした。

 現場から約三キロ離れた埼玉県杉戸町は、町内全ての小中学校で、登下校時に教職員が通学路で見守り活動をした。町教委は、事件の推移を見ながら、当面は見守りを続けるとしている。

 現場ではこの日朝から、捜査員が小林さんの住宅で鑑識作業に当たるなど慌ただしく出入りしていた。

 近くで農業をしていた七十代の女性は、二十三日夜に取材中の記者と思われる人が自宅を訪ねてきたが、怖くて出られなかったという。「犯人が捕まっていないのが不安」と声を震わせた。

 近くに住む女性(80)は「こんなところで事件が起こって驚いた。何とか早く捕まえてほしい」と話した。二十代の女性は「子どもが幼稚園児なので怖いです」と不安げに語った。 (松村真一郎)

木々に囲まれた小林さんの住宅(奥の赤い屋根の家)。付近を調べる捜査員の姿も見られた=いずれも境町で

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