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【茨城】

豚コレラ対策 「国にワクチン接種要請を」 県養豚協会長ら知事に文書

要請書を大井川知事(手前右)に手渡した県養豚協会の倉持会長(同左)=県庁で

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 豚コレラ対策で養豚場の豚にワクチン接種を容認する国の方針を受け、県養豚協会は四日、県に対し、ワクチン接種が可能になるよう国に要請することを求めた。県内の養豚農家の98%が希望しているとの調査結果を携え、倉持信之会長らが県庁を訪れ、大井川和彦知事に要請書を渡した。県は七日に国に提出する。

 要請書では、ワクチン接種のほか、▽風評被害対策の強化▽感染源とされる野生イノシシの捕獲の強化▽アフリカ豚コレラの国内侵入防止の水際対策−を求めている。

 関東では、九月に埼玉県で豚コレラの感染が判明し、十月四日には、群馬県で見つかった野生イノシシの感染も確認された。茨城県内では一九八二(昭和五十七)年以降、豚コレラの発生はないが、「いつ発生しても、おかしくない状態」と危機感は強い。

 ブタを飼育する二百八十人を対象にした協会の意向調査で、ワクチン接種の希望は二百七十五人に上った。倉持会長は「ほとんどの人が、不安払拭(ふっしょく)にワクチンが必要だと思っている」と話す。

 一方、接種を「希望しない」は五人で、三人はペットなどでの飼育、残る二人は「全てのワクチンを打たせたくない」「風評被害で悪い印象が出る」が理由だったという。

 県畜産課によると、県内のブタの飼育頭数は二月現在、全国六位の約四十六万六千頭。ワクチンを打つ場合は全戸で打つ必要があるとして、県も説得に当たるとしている。 (鈴木学)

 

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