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【茨城】

台風19号「あっという間に浸水」 大子町で久慈川など氾濫

川の水があふれ、泥だらけになった交差点=いずれも大子町で

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 大子町では、久慈川などが十二日夜に氾濫し、町役場がある中心部が水浸しになった。水は十三日朝にひき、住民らは泥やがれきの撤去に追われた。過去にも浸水被害はあったが、住民らは「こんな高い水位は初めて」と今回の台風のすさまじさを表現する。

 役場の向かいの生花店「内田生花」を経営する内田輝子さん(73)は「あっという間に一階が水につかった。こんなに水位が上がったのは初めて」と話す。

 高台に避難し戻ると、棚が倒れるなど室内は散乱し、店舗の冷蔵庫は壊れ、商品の花も泥まみれに。「悲しんでいる場合じゃない」と言い聞かせるように、親族や知人らの助けを借り、片付けを進めていた。

 町役場近くの相川沿いに立つ橋本屋旅館代表の小森紘さん(76)によると、過去にも浸水被害はあったが「机の上に物を載せていれば大丈夫だった」。それが、今回は二メートル近くまで水位があったという。「しばらくは営業できない。早く片付けて、一日も早く営業したい」と前を見つめた。

 常陸大子駅近くに住む女性(88)は「床下浸水で済んだが、畳がぬれて使えなくなってしまった。大変な台風だった」と話した。

 町総務課の石井友梨さんによると、十二日の午後九時ごろから庁舎地下に水がたまり、翌日の午前八時までにひいた。職員らは汚れた机などを運び出し、駐車場の泥を撤去する作業に追われた。町は大子地区のほか、矢田、池田の二地区の一部分で浸水を確認。県を通じ自衛隊に災害派遣を要請し、約十五人の隊員が泥の撤去などに当たった。 (水谷エリナ)

浸水し、傘や靴などが散乱した大子町役場の更衣室

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