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【茨城】

台風19号 水戸 家財や衣類の袋山積み

浸水した住宅の家財などを運び出す住民ら=水戸市岩根町で

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 那珂川が氾濫した水戸市では、水が引き始めたが、床上浸水した住宅では家具などが泥につかり、住民らは片付け作業に追われた。

 冠水で上下線で通行止めとなっている常磐道水戸北スマートインターチェンジ(IC)がある飯富町では、水没した店舗や住宅などの姿が見え始めた。

 無職の内田精一さん(71)宅では、大人の胸ほどの高さまで水が押し寄せたという。衣服は水につかり、電気は復旧していない。精一さんは「全滅です」と肩を落とした。

 農業の男性(66)宅では、水道が使えないため、片付け作業が始められないという。「片付け作業をボランティアにお願いしたいが、現状では何もできない。早く水が使えるようにしてほしい」と訴える。

 那珂川と支流に挟まれた岩根町では、衣類などを詰めたごみ袋や浸水した家財が住宅前に山積みにされていた。住民の女性(59)は、背丈を超える床上浸水があったといい、「家も倉庫も平屋で全部だめになった。車三台ももう動かないと思う」と語った。

 家の前にはごみ袋が積み上がっているが、「まだ半分も運び出せていない。男手が足りていなくて、冷蔵庫とか重いものが運び出せていない」と話した。

 別の女性(76)の家では、息子や孫ら家族総出で片付け作業に追われた。女性は「まさかここまでつかるとは思わなかった。早めに避難しておいてよかったけど、もうここには住めない」とうつむいた。 (松村真一郎、水谷エリナ)

 

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