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【茨城】

台風19号 「きれいな水 早く」 常陸大宮、断水解消も給水続く

給水所で市職員(右)から水を受け取る住民=常陸大宮市上村田で

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 常陸大宮市は十八日、断水が解消したことを明らかにした。市内では一時、全域が断水となり、その後も人口が多い地域で水が出にくい状態が続いていた。広範囲にわたり断水が起きた原因として、市は「想定を上回る雨量で、水道施設が使えなくなった」と話している。

 断水は十八日昼すぎに、解消したが、濁った水が出るとの理由から、市内三カ所に設置された給水所には、きれいな水を求める住民が訪れた。常陸大宮市中富町の無職、大部史子さん(42)は「口に入れる水は心配なので、早くきれいな水が使えるようになってほしい」と話した。

 市は、十九日も水が濁る状態が続く可能性があることから、おおみやコミュニティセンター(北町)に給水所を開設する。

 市によると、市内を流れる那珂川や久慈川が氾濫し、川から水を引く取水施設全九カ所で、冠水したり、停電したりした。ポンプで水を送るための電気設備が損傷し、十三日未明から水を取り込めない状態となった。そのため、浄水場に水が送れなくなり、市内全域の一万五千軒以上が断水となった。

 十四日以降、徐々に復旧したが、人口が最も多い市中心部の大宮地域は、十八日まで水が出にくかったり、出ても濁ったりした。大宮地域の取水施設は仮設電源で動かしていたものの、浄水場が高台にあり、通常時よりも水を送る力が弱かったことから、安定的な供給ができなかった。

 今回、市内全域が断水したことについて、市上下水道部総務経営課の野沢慶次郎課長は「想定以上の雨で河川氾濫が起こったため」と説明する。取水施設の中には、水害に備え、五年ほど前に電気設備を一・五メートルほどかさ上げした場所もあったが、予想を上回る雨量により川が氾濫し、冠水してしまったという。「今回の水害を踏まえ、対応を考えたい」と話した。

  (松村真一郎)

 

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