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【茨城】

台風19号 建物被害3700軒超える きょう雨予報 土砂災害、浸水など注意

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 台風19号で、氾濫などで浸水したり、壊れたりした建物が水戸市や大子町などで三千七百軒を超えたことが、県のまとめで明らかになった。全壊したのは水戸市を中心に百九十九軒に上り、半壊は千百十四軒となった。二十二日は激しい雨が予想され、被災地では地盤が緩んでいるため、土砂崩れなどの注意が必要になる。 (鈴木学)

 県災害対策本部のまとめによると二十一日午後三時現在、被害にあった建物は計三千七百十三軒。このうち床上浸水は千二百四十一軒で、一時より減っている。本部は、総務省消防庁の基準に基づき、延べ床面積の20%以上70%未満の損壊などを半壊、それ以上を全壊として「カウントし直しているため」と説明する。

 常陸大宮市で、全半壊などが確認できていないため、さらに被害が拡大する可能性が大きい。

 県や国は、壊れた堤防の復旧を急いでいる。

 国管理の五河川では、十三カ所で決壊や溢水(いっすい)が起きた。このうち堤防決壊した常陸大宮市野口の那珂川など計六カ所ではいずれも復旧工事に着手している。

 県管理の三十七河川・二砂防施設では七十七カ所で決壊や越水・溢水、護岸崩壊が発生した。うち施設被害が確認されたのは五十一カ所。堤防が決壊した水戸市成沢町の藤井川など三十五カ所は土のうによる応急措置が済んだ。護岸崩壊した常陸大宮市下小瀬の緒川や、河岸浸食が起きた大子町大子の押川など十六カ所は実施中や検討中だ。

 これまで確認できた農林水産業被害は、ハクサイやネギ、ソバなどの農作物の約十一億三千八百万円などを含め推計で約三十五億五百万円。中小企業の被害は二十一市町の三百三十七社で推計約六十四億四千四百万円に上っている。

 水戸地方気象台によると、本県では前線と低気圧の影響で二十二日は雷を伴った激しい雨になる見込み。ピークは朝から昼にかけてで、一時間の予想降水量は多いところで南部は四〇ミリ、北部は三〇ミリ。二十二日夕までの予想降水量は多いところで一〇〇ミリとなっている。これまでの大雨で地盤が緩んでおり、気象台は土砂災害や低地の浸水、河川の増水などへの注意を呼びかけている。

 予報を受け水戸、常陸太田、ひたちなか、常陸大宮、大子の五市町の災害ボランティアセンターは二十二日の活動中止を決めた。

 

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