東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 茨城 > 記事一覧 > 10月の記事一覧 > 記事

ここから本文

【茨城】

台風19号 来年度末閉校の佐竹高生 農園などでボランティア「少しでも復旧手伝いを」

冠水した歩道にたまったわらを取り除く生徒=常陸太田市松栄町で

写真

 県立佐竹高校(常陸太田市)の全校生徒三百八十人が二十三日、台風19号で冠水などの被害を受けた農園や歩道でボランティア活動に取り組んだ。地元の常陸太田市や周辺自治体で大きな被害が出たため、地元の復旧作業の力になろうと企画した。

 佐竹高は太田二高と統合し太田西山高が設置されたため、来年度末で閉校する。この日は、在籍する二、三年生たちが、常陸太田市と常陸大宮市、大子町の三カ所で、冠水した歩道に残ったわらを取り除くといった作業に励んだ。

 イチゴを栽培している常陸大宮市野口の白土(しらと)農園では、二年生三十人ほどが苗の上にたまった土を取り除くなどの作業に当たった。

 広さ約二十アールの農園では、近くを流れる那珂川の氾濫で、農業用ハウスが高さ二・五メートルほど冠水。イチゴの苗を育てるために盛っていた土が崩れ、機械で土を盛り直す過程で、苗が土に埋もれていた。

 参加した田仲和幸さん(17)は「想像以上の被害でびっくりした。自分たちが手伝うことで、少しでも復旧が進んでくれたらいい」と汗をぬぐった。和田杏菜さん(17)も「地道な作業だけど、これをやらないとイチゴが育たないので、力になれるといい」と話した。

 農園を経営する白土大輔さん(41)は、普段は妻と二人で管理しているといい、「ボランティアの方々にとても助けられている」と語った。収穫は十一月から始まる予定。水につかった実や花は取り除かざるを得ないが、苗は大丈夫そうだという。ただ、今後は病気が心配される。 (松村真一郎)

イチゴの苗にかかった土を取り除く生徒=常陸大宮市野口で

写真
 

この記事を印刷する

東京新聞の購読はこちら 【1週間ためしよみ】 【電子版】 【電子版学割】

PR情報