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【茨城】

台風19号 状況悪化心配する声 水戸で窓口に多くの被災者

住宅再建の支援制度について説明を受ける被災者(左)=水戸市飯富町で

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 台風19号で水戸市内の浸水被害があった地域でも二十五日、強風や大雨にさらされた。悪天候のため、市災害ボランティアセンターが活動の受け入れを中止するなど、被災地では片付けをする人の姿はほとんど見られなかった。被災者からは、降り続く雨で状況が悪化しないか心配する声が漏れた。

 水戸市では朝から強い雨が降り、時折、強い風が吹いた。浸水被害があった藤井町や岩根町では、水に漬かった家具や衣類などの災害ごみが、住宅や店舗の前に今も残されていた。

 道路沿いではガードレールが倒れたままだったり、田畑にはごみが散乱したままだったりと、台風の大きな爪痕が残されていた。ところどころ、道路に残っていた泥がぬれ、ぬかるむ場所もあった。藤井町の無職女性(73)は「外での片付けがまだあるけど、この天気だからね」と屋内での作業を進めていた。「近所の人も片付けで疲れてきて、休んでいるみたい」と話した。

 防災無線で雨への注意が呼びかけられており、女性は「雨が強いから心配ですね」と、再び氾濫が起きないか不安をにじませた。

 市はこの日、住宅再建の支援制度について相談ができる窓口を市役所と飯富市民センターに設置した。朝から多くの被災者が訪れ、罹災(りさい)証明書の申請をしたり、利用できる支援制度を職員に尋ねたりしていた。

 センターを訪れた岩根町の四十代女性の自宅では一メートル四十センチの床上浸水があったという。「もう一度住むか、住居を移すか迷っている。どちらにしても、お金がかかるから支援がないと大変」と吐露する。

 市防災・危機管理課によると、午前中に約二十五世帯が訪れた。窓口の時間は午前八時半から午後七時までで、土日祝日も相談できる。 (水谷エリナ)

 

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