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【茨城】

台風19号 公営住宅への入居進む 家電そろわず、めど立たぬ人も

「家の片付けが終わらず家電もないので、公営住宅に入るめどが立っていない」と話す山崎光夫さん=水戸市岩根町で

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 台風19号の浸水で自宅が大きな被害を受け、避難生活を送っていた住民が、公営住宅に入居する手続きが進んでいる。希望者全員が入居できる見込みという。ただ、自宅の後片付けに追われ、家具や家電をそろえる余裕がなく、すぐに入居とはいかない被災者もいる。 (松村真一郎)

 県住宅課によると、県営住宅では一次と二次公募があり三十日時点で、百五戸に入居が決まった。市町村営住宅でも四十九戸に入居予定。

◆希望者全員の入居OK

 課の担当者は「希望者に対しては、住宅を提供できている」と話す。

 不便な避難所の暮らしから、県営住宅に移れば、生活環境は多少、改善されそうだが、「入居までに時間がかかる」と話す被災者もいる。夫婦で避難中の水戸市岩根町の無職、山崎光夫さん(75)だ。毎日、避難所から床上一メートルほど浸水した自宅に通い、片付け作業に追われている。水に漬かって使えなくなった家財の分別が、まだ終わっていない。

 県営住宅の入居が決まり、鍵も受け取ったが、片付けに追われ、浸水によって廃棄した冷蔵庫や洗濯機などの家電製品の買い替えができていない。

 「ある程度は家電をそろえないと入居できない」とため息交じりに語り、「公営住宅を生活の拠点にするか、それとも自宅に家電や家具を置いて、寝るときだけ公営住宅を使うか、どちらにするかも決めていない」と話す。

 

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