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【茨城】

台風19号で常陸太田 避難所生活、いまだ21人

「高齢者も多く、寒さが心配」と話す島根治男さん=常陸太田市で

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 台風19号で久慈川などが氾濫し、床上浸水などの被害が出た常陸太田市では、三十一日時点で十二世帯二十一人が避難所での生活を余儀なくされている。台風からまもなく三週間。避難者は徐々に減っているが、避難生活を送る住民からは今後強まる冷え込みや、生活再建に不安の声が上がっている。 (松村真一郎)

 市内では現在、高柿町の交流センターふじのみが、避難所となっている。一階の板張りのホールで、各世帯ごとに段ボールで仕切られたスペースを作っている。希望者には段ボール製のベッドを設置。朝晩の冷え込みに備えて、ホール中央には大型ヒーター二台が置かれている。

 松栄町、無職島根みねこさん(82)は今後の生活に不安を感じている。自宅を住める状態にした後に戻る予定だが、家電は水没し、生活するには不便なままだ。冷蔵庫は購入したものの「まだまだそろえる物が多く、これからが大変です」と疲れ切った様子で語った。

 同じ町内で自宅が床上八十センチほど浸水した島根治男さん(71)はほとんどの衣服が水に漬かり、着替えが不足している。避難所には寄付された服が置いてあるが、「大きなサイズしかなく、着られる服がない」と嘆く。片付けが終わり近く自宅に戻るが、残っている避難者を心配する。「高齢者も多く、ヒーターを置いてもらったが、寒さが心配だ」と話す。

◆被災者を対象に無料の電話相談 29日まで県弁護士会

 台風19号などの水害を受け、県弁護士会は二十九日まで、被災者を対象に、弁護士による無料の電話相談を受け付ける。平日午後一〜三時に専用番号=電029(232)1227=へ(通話料は有料)。台風19号のほか、台風15号や十月二十五日の豪雨の被災者向けに「住宅ローンが払えなくなった」「罹災(りさい)証明の認定が予想より低くて困っている」などの相談に対応する。

 面談による無料相談も水戸市大町の県弁護士会館で開く。日時は十一月六、十三、二十、二十七日午後五〜七時。面談は一回三十分。県弁護士会=電029(221)3501=かサイトでの予約が必要になる。

 県災害対策本部のまとめによると三十一日現在、罹災証明書の交付は三十六市町で千八百八十四件となっている。台風19号による避難者は被害の大きかった四市町で百五十二人になった。避難所は計八カ所。避難者は水戸市が七十四人、常陸太田市が二十一人、常陸大宮市が二十三人、大子町が三十四人になった。 (鈴木学)

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