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【茨城】

水郡線 大子町除き再開 利用客「動いてほっ」

乗客を乗せ、西金駅(中央奥)を出発するJR水郡線=いずれも大子町で

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 台風19号から二日で三週間となる。久慈川の氾濫などで橋梁(きょうりょう)が流されるなどし、常陸大宮(常陸大宮市)−安積永盛(福島県)で運休が続いていたJR水郡線が一日、大子町内の西金−常陸大子を除き、運転を再開した。利用客は「動いて良かった」とほっとした様子を見せた。ただ、西金−常陸大子の復旧は来年以降になる。 (水谷エリナ)

 JR東日本水戸支社によると、水郡線では、大子町内の袋田−常陸大子で久慈川にかかる橋梁の橋げたが落下し、橋脚の一部が倒壊して流失した。福島県内の磐城浅川−里白石にかかる二つの橋梁近くでもバラスト(砂利)や盛り土が流される被害があった。

 台風通過後、水郡線全線の運転を見合わせた後、水戸(水戸市)−常陸大宮などで順次、運転再開した。

 運休が続く区間では、JRが代行バスを運行。西金駅ではこの日、水戸方面に向かうため、列車と代行バスを乗り換える利用客の姿があった。

JR水郡線から代行バスに乗り換える乗客

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 運休が続いている駅が最寄りで、娘を迎えに来たという大子町の農業菊池ちかさん(87)は「車で遠くまで行けないから、動かない間は不便だった。一部でも再開できて良かった」とほっとした様子だった。

 月に数回、水戸の眼科に通うために水郡線を利用していたが、通院が難しくなっているという。「早く残りの区間も動いてくれるといい」と話す。

 東京都品川区の会社員山崎公嗣さん(28)は「鉄道が好きで、よく水郡線に乗りに来ている。状況が気になっていたけど、交通がよりスムーズになって良かったと思う」と話した。

 西金−常陸大子は運転再開の見通しが立っておらず、JR東日本水戸支社は「復旧に年単位かかる見込み」としている。

 県によると、大井川和彦知事と大子町の高梨哲彦町長は十月三十日、JR東日本に水郡線の早期復旧を求める要望書を出した。深沢祐二社長は「できるだけ早く再開に向けて協議を進めたい」と話したという。

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