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【茨城】

土浦市長選 安藤さん初当選 中川さんの5選阻む

初当選して万歳三唱をする安藤さん(中)=土浦市で

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 土浦市長選が十日投開票され、元自民県議で無所属新人の安藤真理子さん(58)が、五選を目指した無所属現職の中川清さん(74)=国民民主推薦、立憲民主支持=との一騎打ちを制し、初当選を果たした。中川さんは四期の実績を強調したが、多選批判をかわせなかった。投票率は37・35%(前回28・42%)、当日有権者数は十一万六千八百三十四人だった。 (宮本隆康)

 中川さんは衰退する市内ににぎわいを取り戻そうと、JR土浦駅前に市役所や図書館を集約するなどしてきた。だが、十年前に十四万四千人を超えていた人口は、六千人も減るなど活性化の打開策が見つからなかった。

 これに歯止めをかけようと、立候補したのが安藤さんだった。安藤さんは、中川さんを四選まで支持してきたが「周囲から『土浦を変えてほしい』と言われて決断した」と県議二期目で対抗候補に名乗り出た。

 十日午後八時すぎ、安藤さんは当選を決めると、市内の選挙事務所で「市民一人一人の力で勝てた。今がチェンジ土浦のスタート。みなさんの意見を聞き、トップセールスレディーとして頑張る」とあいさつし、万歳三唱で支持者たちと喜び合った。

 選挙戦では、トップセールスによる企業誘致での税収増や、市立幼稚園の民営化見直しなどを公約に挙げた。「投開票日を土浦の再起動の日に」と訴えた。

 約四千票差での勝利について、安藤さんは報道陣の取材に「手応えはあったので驚きはない」と振り返った。今後の施策は「まずは財政を何とかしたい。そんなにお金をかけずにできることは多く、市民のいろいろな声を聞いて形にしたい」と抱負を語った。

 中川さんは選挙戦を通じ、自民、公明、国民、立民の国会議員や県議、多くの市議からも支えられていたほか、各種団体や企業からも応援を受けていた。

 そんな組織的な戦いを展開していたが、多選がネックになり、求心力は落ちていた。安藤さんの陣営関係者は「行く先々で、中川さんの多選を批判する市民が本当に多かった。『表向きは現職支持だが、応援している』と言ってくれる企業もあった」と打ち明ける。

◇土浦市長選 確定得票 

当 23,610 安藤真理子 無 新<1>

  19,541 中川清 無 現 

 

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